オークション物復活研究委員会/第7回
「MATSUOKA/M30クラッシック・ギター復活」
今回は、オークションで落札した「RYOJI MATSUOKA/M30/クラシック・ギター」と「Shinano Guitar/20F/フラメンコ・ギター」を楽器として使える?様にしようと言うことです。
3月22日にほとんど同時にオークションで落札しました。
Shinano /20Fは、前から狙っていたのですが、RYOJI MATSUOKA/M30は、突然出品された様で、あっと言う間でした。
RYOJI MATSUOKA/M30は、前々から安い物があったらとずっと思っていて、と言うのも、以前落札した、RYOJI MATSUOKA/30T/アルト・ギターが良く鳴っていて、これと同じ鳴りの普通サイズの物があったらと思っていたのです。
Shinano/20Fは、トップ割れでかなり重傷で、なんとか治して使える状態にしたいと言う思いで手に入れました。
何故か、桶職人の息子としては、壊れたギターを見ると直したくなります。
2本合わせて、送料いれても1万3千円以内と言う破格値で、手に入れることが出来ましたが、2本ともこのままでは、使えない状態です。
この画像では、よく見えませんが、左がトップ割れのShinano/20Fで右が異常に汚いMATSUOKA/M30です。
裏から見ると一目瞭然です。
左のShinano/20Fがフラメンコ・ギターと一目で判ります。
サイドとバックは、シーブレス(サイブレス)の様ですが、定かではありません。
ただ持った時の印象は、とにかく軽いです。
持っている他のフラメンコ・ギター(ヤマハと雅)よりもさらに軽い感じがします。
ネックは、マホガニーでしょうか、ヘッドの塗装が削れている所がら少し赤みがかった木が見えています。
右のMATSUOKA/M30は、サイドとバックともにローズでしょうか、奇麗な縞模様が見えます。
30T/アルト・ギターとほとんど同じですが、ネックの色が若干違う様です。
ここからは、MATSUOKA/M30の修理になります。
Shinano/20Fの修理は、前の第6回「Shinano/20Fフラメンコ・ギター復活」2009/4で。
MATSUOKA/M30のアップ画像。
とにかく泥の中から取り出したのでは、と思う位汚いです。
オークションで落札した物は、全てそうなのですが、とりあえず、エタノールで消毒します。
タバコ臭い物からカビ臭いのまで色々です、サウンド・ホール内は、掃除機でホコリや砂?などを吸い取ります。
透明な、ゴルペ版が2枚貼ってありますが、雑でとても下手です。
変に茶色く焼けている部分があります、日が当たっていたのでしょうか、不規則です。
細かい傷も沢山あります、そこがまた茶色く変色しています。
型番からすると1979年の製造ではないかと思います。
それが正しければ、30年前の物になります。
しかし30年前の物としても汚いです。
すでに所有している、MATSUOKA/30Tのアルト・ギターは、1980年製造ですが、全然奇麗です。
ダイソーで買った左のスクレーパー?とシール剥がしスプレーとドライヤーでゴルペ板を剥がしたところです。
余談ですが、右の黒いドライヤーは、ダイソーでは、売っていません。
私が19才の時に舘ひろしさんのバックをやっていて、当時ドライヤーが置いてあるホテルが少なくて、渋谷の丸井で買ったドライヤーです。
しかも、値切って少し安くなりました。
1回だけ修理に出しましたが、まだまだ健在です、2センチ位の薄さなので、地方にも持って行きます。
このドライヤーとこのMATSUOKA/M30と丁度同じ年齢?です。
話が外れてしまいました、すいません。
このゴルペ板は、大分弾き込んだ後から貼った様です。
爪かピックの当たった所の塗装までゴルペ板と一緒に剥がれてしまいました。
左は、剥がしたゴルペとスクレーパーです。
慎重にやったつもりだったのですが・・・
1枚目が上手く剥がれたので大丈夫だと思ったのがあまかったのです。
爪の跡が沢山付いていたので弱っていたのでしょう。
予想もしていたので、こんなもん?でしょう。
しかし、どうやってこんな焼け方になったのだろうか?。
ケア商品の画像。
タイトボンド、コンパウンド、ラッカーニス、ワックス、サンドペーパーなどがあります。
段ボールにゴソッと入れています。
愛用のバックは、ノートブックパソコン用の物です。
錦糸町のヨドバシで買いました。
始めは、細々と傷の部分をラッカーでハケ塗りをしていたのですが、木部に達している傷があまりにも沢山あるので、結局クリア・ラッカー・スプレーをかけてしまいました。
塗っては、乾かしての繰り返しを4回位やりました。
本当に薄くスプレーしました。
画像は、軽くマスキングしてクリア・ラッカーを吹いて、乾かしている所です。
乾いてから、凸凹のところに目の細かいペーパーを軽くかけて、コンパウンドで磨きました。
少し艶消しっぽい感じですが、なんとかトップが、平になりました。
見た目は、悪いですが、後で黒いゴルペ板を付けるので、隠してしまおうと思います。
ボディの裏の傷は、無いのですが、よくあるヤマハの古いギター同様に白っぽく濁っています。
側面も少し艶消し気味です。
元々は、薄いポリウレタンの塗装の様です。
4フレットの6弦側のフィンガー・ボードの角にかなりのダメージがありました。
そのままですと4フレットに指が引っかかって怪我しそうでした。
4フレットの前後にパテで角をつけました。
色合わせをすれば良かったのですが、肌色のパテのまま盛りました。
角が出来てからラッカーを軽く塗りました。
画像は、まだパテが散らかっていますが、思っていたより上手く角が出来ました。
左の画像は、Shinano /20Fに付いていたペグを取り付けた所です。
元々付いていた、ペグは、プラの部分が割れてしまって、使えませんでした。
後でまた取り替えることになります。
一応出来上がりました。
ゴルペ板も、オークションで購入?しました。
透明のゴルペ板を買った所と同じ所で買いましたが、黒は少しだけ厚い様です。
透明のゴルペ板の方が薄い感じがします。
ゴルペ板は、カッティングシートとステンレス定規とコンバスとカッターナイフとハサミを駆使してカットします。
黒い部分がかなり広いので少し重たい感じに見えます。
ボディの裏は、全くいじっていません。
ストライプが奇麗に出ていて、すでに持っているMATSUOKA/30Tのアルト・ギターより明るい感じです。
持っているフラメンコ・ギターと比べると、持った時に重工な感じがします。
エレキ・ギターのストラトからレスポールに持ち換えた感じと似ています。
ゴルペ板を貼って、磨き上げた所です。
塗装も艶消しになり、少し高そうに見え?ます。
タカミネのフラメンコ・ギターで大きな白いゴルペ板を貼ってある物を見たことがありますが、黒は、見た事なかったのです。
予想以上に重たい感じがします。
黒でも、もう少し透明な感じのゴルペ板があったら良かったのですが、仕方ないです。
画像は、ミニ万力とブリッジと紙ヤスリです。
ブリッジを削って、弦高を下げて行きます。
ブリッジを削っては、はめて、チューニングして弦高を見てから、また弦を緩めるの繰り返しです。
手でやってしまうこともあるのですが、ミニ万力で挟んで、紙ヤスリで仕上げて行きます。
色々見た目を考えた結果、雅/フラメンコ・ギターに付けていたペグをこのギターに付けてみました。
ゴルペ板が黒なので、ペグのコマが黒いやつの方が似合います。
このペグも格安で、オークションで手に入れました。
見た目からすると信じられない価格です。
とてもスムーズに動いて嬉しいです。
弦は、私がイチオシの、ラベラ820フラメンコ弦を張っています。
テンションが弱いので慣れが必要です。
価格が安くなると嬉しいです。円高なのに弦は、還元されていません。
これで完成です。
本来のRYOJI MATSUOKA/M30からすると、ルックス的に違う物になってしまいましたが、自分的にけっこう気に入っています。
音の方もバランス良く鳴って来れています。
最後までありがとうございました。
2009/5
Kinshichou KAT-VS.COM
Written,Produced,Arranged and Engineered by Katsumi Yoshihara
Copyright 1996-2000, Katsumi Yoshihara. All rights reserved.
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